ピルの副作用とは?血栓症などの症状が出やすい人の特徴

Pill birth control

低用量ピルとは何か?

女性が妊娠を防ぐためやPMSを軽減させるために用いる経口避妊薬の一種です。

このタイプの避妊薬は、比較的低い量の女性ホルモンを含んでおり、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる2つの主要なホルモンから構成されています。

ピルの主な副作用

ピルは妊娠を効果的に防ぐ一方で、いくつかの副作用も伴います。

吐き気と嘔吐

ピルの摂取により、吐き気や嘔吐が生じることがあります。

胸の張り

胸の張りを感じたり、痛みを生じたりする場合があります。

頭痛

ホルモンバランスの変化により頭痛を生じる場合があります。

むくみ

ピルに含まれている卵胞ホルモンは、体内に水分を溜めやすいためむくむ症状が出る場合があります。

不正出血

ホルモンバランスの変化に伴い、不正出血のような症状が出る場合があります。

血栓症とピルについて

血栓症とは、血管内に血のかたまりができ、血管がつまってしまう症状のことを言います。

低用量ピルによって血栓症のリスクが高まる原因について

低用量ピルによって血栓症のリスクが高まる原因について

血栓症出やすい人の特徴

血栓症が出やすい人には以下のような特徴があります。

  • 40歳以上の人
  • 1日15本以上タバコを吸う人
  • 閉経している人
  • 高血圧の人
  • 血栓症なったことがある人
  • 肝障害がある人
  • 乳がんにかかっている人
  • 肥満の人
  • 糖尿病の人
  • 妊娠中の人

血栓症が起こりやすい時期

ピルの服用開始から3か月以内に血栓症が起こりやすいと言われています。

長期的に服用していると血栓症のリスクが低下していきます。

しかし、一度服用を中断した後に再開すると血栓症のリスクが高まります。

血栓症の予防方法

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適度な運動

定期的な運動は、血液の循環を改善し、血栓症のリスクを低減させるのに役立ちます。特に長時間の座ったり立ったりする職業を持つ場合、適度な運動が重要です。

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喫煙を避ける

タバコは血管を収縮させ、血栓症のリスクを高める可能性があるため、喫煙を控えるか止めることが大切です。

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適切な体重の維持

過体重や肥満は血栓症のリスクを増加させる要因の一つです。健康的な体重を維持するために、バランスの取れた食事と運動が必要です。

★当院では、血栓症のリスクの非常に少ない“ミニピル” セラゼッタ(輸入品)のご用意がありますのでご希望のある方はおっしゃってください。

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血圧とコレステロールの管理

高血圧や高コレステロールは血管の健康に悪影響を及ぼし、血栓症のリスクを増加させる可能性があるため、適切な管理が必要です。

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適切な水分摂取

十分な水分を摂取し、脱水を避けることが重要です。脱水は血液を粘り気のある状態にし、血栓症のリスクを増加させることがあります。

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血行不良を防ぐ

長時間の座位や立位の仕事をしている場合、定期的に休憩を取り、足を動かすことで血液の滞留を防ぎます。また、長時間の飛行機や車の旅行中にも同様の注意が必要です。

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定期検診の受診

定期的に検診を受けることで血栓症を予防し、万が一症状が出たとしても早期発見することができます。

名古屋市中区栄で婦人科をお探しなら【マーメイドクリニック栄】へ

ピルは効果的な避妊手段ですが、副作用には注意が必要です。特に血栓症に関するリスクについては、個人の健康状態や生活習慣によって異なります。ピルを使用する際には、婦人科医の指導に従い、自身の健康状態をしっかりと把握することが大切です。


名古屋市中区栄で婦人科をお探しなら【マーメイドクリニック栄】までご相談ください。ピルの使用に関する疑問や不安についても、当院の医師がお手伝いします。