通常月経周期は28日周期が一般的です、ですが月経の間隔が長くなったり逆に短くなることがあります。
おおむね25日から40日程度でくる場合はあまり心配ないと思います。 それ以上の不順があれば治療が必要かもしれません。
無月経の原因は妊娠以外では、何らかの影響(ストレス、ダイエット、生活のリズムの変化など)で、ちょうど時計がくるってしまった状態になって、卵巣に働きかける脳の下垂体などにあるホルモンの命令がうまく伝えられないことが原因です。
間隔が1週間以上早くなったり、逆に2週間ほど遅くなる場合が何度もあるようなら受診をお勧めします。
診察ではエコーで卵巣子宮の様子をチェックしたり、場合によっては血液検査で女性ホルモンを測定します。
基礎体温を記録すると排卵があるかないかわかります。
生理以外の出血の原因はいろいろあります。妊娠以外では
② 排卵期の出血
③ 性病での出血
④ 子宮がんや子宮頚部ポリープによる出血 など
原因は様々です。
エコーで卵巣や子宮を調べたり、がん検診や場合によっては性病チェックもします。
生理痛でお仕事や学校を休むほどひどい人がいますよね、そこまでひどくなくても、とってもつらい思いをしている方も一度診察を受けたらどうでしょう。
生理は子宮の中にある内膜が月に一度剥がれるとき子宮が収縮することにより痛みが生じます。
原因に「子宮内膜症」や「卵巣腫瘍」「子宮筋腫」が潜んでいる場合や、「感染症(性病)」の場合もあります。
また特に病気でなくてもただ体質的にひどい女性も多いようです。エコーでそれらの病気がないかどうか子宮や卵巣をチェックしておきましょう。
内膜症と診断された場合は、お薬で治療します。ピル(OC/LEP)やディナゲスト(プロゲストン製剤)、漢方薬や注射剤などもあります。
最近の婦人科のコンセンサスでは、内膜症がなくても生理痛がひどい人ほど将来的に内膜症になる可能性が高くなり妊娠しずらくなる可能性が高くなるといわれています。
特に原因がなく体質的に痛みがひどく、痛み止めで対処ができない場合でも、漢方薬やピルが効果がありますのでお気軽にご相談ください。
月経痛、内膜症、PMS、について詳しい記事がありますのでお読みください。
生理の前になるとイライラしたり、ふさぎ込んだり、お友達や家族とトラブルになったことはありませんか?
当院でもかなりの方が相談に訪れています、意外と多いにはびっくりします。
男性には絶対わからない問題ですよね。
原因は生理前に出てくるプロゲステロンというホルモンの影響といわれています。
心の症状として うつ、落ち込み、不安、無気力、 イライラ、過食
体の症状は 頭痛、肩こり、めまい、便秘、下痢、乳房の痛み、おなか腰痛などの症状が出ますこれをPMS(Pre Menstrua Syndrome)と呼んでいます。
詳しいコラムがありますので、こちらをご覧ください。
[ PMSについて ] PMSのコントロールとは?理事長のコラム
[ ピルについて ] ピルとの上手なつきあい方を知ろう
おりもの(膣分泌物)が多かったり、色や“におい”が気になったり、かゆみが気になることがありますよね。
正常ではおりものは乳白色ですが、違った色のおりものが出たり増えたり、異常を感じたら診察を受けましょう。
膣内に細菌や真菌(カンジダ)がいたり思いがけない性病になっている場合があります。簡単な検査わかります。結果は7日ほどで出ます。
原因菌としては、黄色ブドウ球菌、カンジダや一般細菌、クラミジア、淋病、トリコモナスなど性病のこともあります。
クラミジア、淋病など性病の詳しい内容は次の項にあります。
症状は性器のかゆみ、少し緑がかったヨーグルト様のおりものが出ることが多いです、風邪などで体力が衰えたり、疲労が重なったり、免疫抵抗力が落ちた時にもなります。これは性病ではありません。またナプキンなどのかぶれなどでかゆみが出ることもしばしばです。
検査は簡単に終わりますので、恥ずかしがらずにどうぞ。
40歳半ば過ぎたころから月経が不規則になって顔のほてり、のぼせ・不眠・イライラ・頭痛を訴える方が多くなってきます、年齢とともに女性ホルモンの低下が原因でこのような症状が現れます。
特に閉経(通常は50~51歳)の少し前から症状が出てきます。ホルモン値チェック(女性ホルモンのほかに甲状腺ホルモン)をすることによって更年期が近いかどうかなど知ることもできます。
治療は‘漢方薬’や最近ではホルモン療法(HRT)が有効です。
HRT:ホルモン補充療法
女性ホルモンの経口薬や、副作用の少ない外用薬(おなかに塗ったり貼ったりする薬)もあります。
いろいろなバリエーションがありますのでお医者さん説明してもらいましょう。
子宮頸がん検査は簡単な検査で子宮口を専用のブラシで細胞を取ります、時間もさほどかかりませんので恥ずかしがらず2年に1度は必ず受けましょう。ご希望があればエコーで卵巣 子宮の検査もしますのでお申し付けください。
ただし閉経後の不正出血は子宮体がん検査が必要な場合があります(子宮内膜の細胞を取るので少し痛みを伴いますがすぐ終わります)
*名古屋市在住の方は無料クーポンが使用できます、クーポンのない方でも2年に1度は500円で受けられます。ほとんど痛みはなくすぐ終ります。結果は他に検査、治療等がない場合2週間ほどで郵送いたします。
名古屋市に住民票がある方の“HPVワクチン”公費接種について
ワクチン:ガーダシル(4価)ワクチンとサーバリックスのみ
*シルガード9は対象外です。
対象
1.定期接種(*)の対象年齢は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。
2.接種機会を逃した人のキャッチアップ接種
1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女子(平成9年度生まれ~平成17年度生まれ)の方は、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます。
当院でご希望の方
ご予約
電話で時間と日にちをご予約ください。
接種時持ち物
1.接種券(名古屋市から送られてきたもの)
2.免許証もしくはマイナカード
3.本人保険証
4.母子手帳(接種記録をするため必要)
5.16歳未満は保護者同伴で来院
公費対象外の方は
有料でガーダシルは1回接種18,000円税込み(3回接種必要)です。
シルガード9は、まだ取り扱ってございません。
再検査の通知が来たら(異型細胞が出たら)
あせらずにまずはおいでください。異形細胞が出たといってすぐまたは将来的に必ずがんになるわけではありません。
判定結果は正常ならばNILM、軽度異形上皮細胞ならASC-US、中等度はLSIL、高度異形細胞ならHSILと段階的に判定されます。子宮頸がんの原因はHPV(ヒトパピローマウィルス)ということがわかっています。
再検査で異型細胞が出たらHPVに感染していないかどうかチェックします。また数か月後に頸がんの検査をします。
結果は7-10日ほどで出ます。
定期的な検査だけで治療をしなくてもいい場合が多いですが、しっかりと受診はしてください。
卵巣がん
下腹部が痛かったり、おなかがに張るといった症状の方が多いですが、エコー検査である程度診断できます。
妊娠かもと思ったら・・・・
自分の予定生理より10日ほど遅れたら自分で尿検査で検査していただくか、お気軽に来院してください。
経腟エコーで妊娠5週ごろになると子宮内に胎嚢が見えるはずです。
母子手帳
胎児がある程度育つのが確認され予定日が確定したら(8~9週頃)、当院で母子手帳の交付の書類をお渡ししますので、最寄りの保健所で母子手帳をもらいましょう。
妊婦健診
当院では妊娠10週前後の妊婦健診のみさせていただきます。
ご希望ならその後の医療機関をご紹介します。
望まない妊娠でお困りの方
妊娠をして、できれば産みたいと思っていても何らかの事情であきらめなければならず、とてもつらくて思い悩んでいる女性は少なくありません。
当院では中絶手術は行っておりませんが、守山の本院もしくは信頼できる先生をご紹介します。
切迫流早産のセカンドオピニオン
妊娠初期(5~10週)の出血やおなかの痛みで悩んでいる方、
一般的には妊娠5週で子宮の中にシャツのボタンほどの大きさの胎嚢というものが見えてきます。
さらに10日から14日経過すると胎児の姿と心拍動が確認できます。
その時期に出血などあった場合、流産の危険性もありますので、まずは安静にして医師に見てもらいましょう。
しかし、出血があったからといって必ずしも流産とも限りません。

婦人科 マーメイドクリニック栄
〒460-0003
名古屋市中区錦三丁目5-15
パークウエストビル2F
久屋大通駅 セントラルパーク4Bか6A番出口から徒歩1分
TEL:052-746-9977
お支払いにクレジットカードをご使用いただけます。
曜日により診療時間が異なりますので、必ず診療時間を確認してください。