Irregular menstruation
通常生理周期は28日周期が一般的ですが生理の間隔が長くなったり短くなることがあります。
おおむね25日から40日程度で来ればあまり心配ないと思います。
無月経の原因は妊娠以外では、何らかの影響(ストレス、ダイエット、生活のリズムの変化など)で、ちょうど時計がくるってしまった状態になって、卵巣に働きかける脳の下垂体などにあるホルモンの命令がうまく伝えらないことが原因です。
間隔が1週間以上早くなる場合や、逆に2週間ほど遅くなる場合が何度もあるようなら受診をお勧めします。
診察ではエコーで卵巣子宮の様子をチェックし、必要あれば女性ホルモンを測定します。
また基礎体温を記録すると排卵があるかないかわかります。
通常、初潮は12〜13歳頃に訪れますが、18歳を過ぎても初潮が起こらない症状のことを言います。
原因としては、生殖器や内分泌系に先天的な異常、生理を制御するホルモンの異常、ターナー症候群などの染色体異常などが考えられます。
毎月生理がある女性が、いきなり3か月以上来ない場合のことを言います。
ストレス、過剰な運動、体重の急激な増減、甲状腺の問題、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などが考えられます。
通常の生理周期よりも短い周期で生理が起こる症状のことを言います。通常の生理周期は25日~40日程度ですが、頻発月経の場合は24日以下で生理が起こります。
頻発月経の原因には、卵巣機能低下や黄体機能異常によるホルモン分泌の乱れが考えられます。
通常の生理周期よりも長い周期で生理が起こるため、生理の頻度が少ない症状のことを言います。
希発月経は、過剰なダイエットやストレスが原因となり、ホルモンバランスが乱れて引き起こされる場合があります。その他にも多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの病気が原因として引き起こされる場合があります。
生理周期には個人差がありますが、一般的には、生理周期が25日~40日で、生理の期間が5日~7日程度であることが正常とされています。また、生理前後には胸の張りや腰痛、頭痛などの症状がある場合がありますが、通常は生理が始まると症状が改善します。生理中は下腹部に痛みを感じることがありますが、軽い痛みであることが多く、鎮痛剤の使用などで
対処できます。生理が始まる14日前に排卵が起こるため、生理中は妊娠することはあり
ません。
10代の女性は、生理不順が起こりやすい時期であり、生理周期が安定するまでに数年間時間がかかることがあります。一方で、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のような疾患のこともあります。将来的に婦人科疾患につながってしまう恐れがありますので、3か月以上生理が来ない場合は、医師に相談しましょう。
閉経や更年期に近づいていくため、生理不順の原因となるホルモンバランスの変化が起こることがあります。特に閉経まじかの場合に、月経不順にになったり不正出血が起こりやすいです。また、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮がんなどの疾患のリスクも高まります。
生理不順の治療方法は、原因に応じて異なります。
ストレスや体調不良が原因の場合は、生活習慣の改善やストレスの解消が必要です。
婦人科系の病気の場合(腫瘍や感染症など)はその治療をします。
ホルモンバランスの乱れが原因の場合は、女性ホルモン剤(ピルなど)を6か月ほど服用し月経周期を体に覚えさせる方法(カウフマン療法)や漢方薬などを使用することが一般的です。
また更年期である場合は、それに適したホルモン療法や漢方薬、プラセンタ注射などをします。
基礎体温の記録は、ご自身の身体の状態を知るために重要なことです。
基礎体温とは、体温が最も低いときに測定される温度であり、通常は朝起きてすぐに測定をします。
女性の基礎体温は、生理周期に応じて変化します。生理周期の初めには低く、排卵を期に急激に上昇し、その後は高いまま、生理が始まるとまた低くなります。
基礎体温を記録することで、ご自身の生理周期を正確に理解し、妊娠を計画することができますし、妊娠が確認される前に、妊娠の兆候を見つけるためにも役立ちます。また、生理不順の原因を特定するために、医師が診断を行う際にも重要な情報源となるのです。
最近では基礎体温アプリで手軽に記録できます。体温計はドラッグストアーなどで婦人体温計を入手してください。