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不正出血は多くの女性にとって深刻な問題となり得ます。
その原因を理解することは、適切な治療と対処法を見つける第一歩です。不正出血の主な原因についてご説明します。
不正出血は、多くの女性が経験する問題の一つで、通常の月経周期外に生じる出血のことを指します。
ホルモンバランスの乱れは、不正出血の一般的な原因の一つです。女性の体は、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンによって月経周期が調整されます。思春期や更年期などは、ホルモンバランスが乱れることが多いです。
PCOSは、卵巣の機能が乱れ、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れることで不正出血が引き起こされる可能性があります。
甲状腺ホルモンの異常は月経周期に影響を与え、不正出血を引き起こすことがあります。
淋菌感染やクラミジア感染などが原因で不正出血を引き起こすことがあります。
腫瘍(腫れた組織や腫れた腫瘍)は、不正出血の原因となります。子宮内の腫瘍は特に不正出血を引き起こすことがあります。その種類を次に示します。
①子宮筋腫
子宮内にできる良性の腫瘍で、不正出血を引き起こすことがあります。
②子宮内膜ポリープ
子宮内の粘膜にできるポリープも不正出血の原因となります。これらのポリープは出血を引き起こす可能性があります。
③子宮頸がん
子宮口に発生する悪性腫瘍です。HPVウイルスが原因ですが、
定期的ながん検査で軽度の状態で発見できます。
妊娠中に出血が生じることは、不正出血の原因として考えられます。妊娠初期の出血は、着床出血や早期流産の兆候として現れることがあります。妊娠中に不正出血がある場合、早急にご相談ください。
月経と月経のちょうど中間あたり(排卵期)に少量の出血を見ることがあります。
時に下腹部痛や腰痛を伴うこともあり数日で治まります。これは排卵時期のホルモン変化や排卵する時に卵子が卵巣壁を突き破るときに出血します。卵巣の異常がなくても起こることがあります。
低用量ピルの副作用として不正出血を起こす可能性もあります。
しかし、服用を始めてから1か月~3か月くらいで、低用量ピルが身体になれていない時期に起こりやすくなります。
そのため、低用量ピルを服用してからすぐの不正出血は一時的なものの可能性が高いです。万が一、服用から3か月以上経っても不正出血を起こす、出血が多い、止まらないなどの症状がありましたら、すぐにご相談ください。
膣内の裂傷や損傷も不正出血の原因となり得ます。性行為や外傷による膣の損傷は、出血を引き起こすことがあります。
基本的には、不正出血が3日以上続く場合は、婦人科を受診しましょう。
重大な病気の前兆である可能性もあります。
不正出血している箇所が子宮や卵巣なのか、膣なのかご自身で判断することは難しいです。さまざまな原因が考えられるため、婦人科で原因を特定し早期発見と早期治療を行えるようにしましょう。
不正出血は多くの女性にとって悩ましい問題ですが、その原因はさまざまです。
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