Cervical cancer / HPV vactination
子宮の入り口にできるがんのことで、日本では毎年約10,000人の女性が新たに子宮頸がんと診断されています。また2,900人の方が亡くなっています。
原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)の性交時感染であるとわかっていますのでそれを予防するために、ワクチンが開発されました。
HPVウィルスは100種類以上の型があり、全て発がん性があるわけではありません。16型、18型等の、がん化のハイリスク・タイプと、がん化の少ないローリスク・タイプに分別されます。ハイリスク方のHPVの持続感染が子宮頸がん発症のリスクになります。
定期的に1年~2年ごとに受けましょう。(がんは無症状のことが多いです)
子宮口を専用のブラシで細胞を取ります、痛みはほとんどありません。
結果は1週間~2週間ほどで出ます。名古屋市にお住まいの方は2年に1度500円で検査できます。市外の方はご相談ください。
自費検査の料金は4,000円です。
子宮がん検査で擬陽性の判定が出た場合保険診療でHPVウィルスの有無をPCR検査で判定できます。
それ以外の自費検査の料金は6,000円です。
また同時に肛門がん、尖圭コンジローマの感染を抑える作用もあります。
問診では、などをお伺いしますのであらかじめ準備していただくとスムーズにご記入いただくことができます。
医師が専用のブラシで細胞を採取していきます。痛みはありませんが、人によっては出血してしまう方もいらっしゃいますのでナプキンを持参していただくことをおすすめいたします。
検査結果は1週間から2週間程度で受け取ることができます。
主な副作用は、接種部位の痛みや腫れ、赤みです。
その他、接種部位のかゆみや出血、不快感、また、疲労感や頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛み、蕁麻疹、めまいなども報告されています。数日間持続することもあります。
ワクチンは血管迷走神経反射(失神)を起こすことがあります。これはワクチンが痛いためでなく、緊張したり、その緊張が解けたりしたときに起こります。
接種後念のために院内で30分間ほど様態観察が必要です。
1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女子(平成9年度生まれ~平成17年度生まれ)は、2022年4月から2025年3月までの3年間、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます。
シルガード9 ガーダシル4価ワクチン可能です。
電話予約OK(あくまで公費のみ、自費の場合は一度来院してから受け付けます)
ご予約の際は、時間と日にちをご予約ください。
TEL: 052-746-9977
まず来院していただいて、問診票と書類の記載、ご予約日時を決めます。
その都度ワクチン予約金をお支払いしていただいております。
ワクチンは、全てのタイプのHPVの感染を予防するものではありません。
ワクチンで感染を防げないHPVが原因の子宮頸がんを予防するには、子宮頸がん検診により、がんになる前の前がん病変の段階で早期発見する必要があります。
各都道府県において、衛生部局と教育部局の1箇所ずつ「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口」を設置しています。