低用量ピルの避妊効果はいつから?
Contraceptive effect
低用量ピルは通常、生理の最初の日(24時間以内に開始)に飲み始めることが推奨されています。生理の1日目から5日目のいずれかにピルの服用を開始した場合、連続7日間ピルを服用した後に避妊効果が発揮されるとされています。この効果を維持するためには、ピルの飲み忘れがないように気を付ける必要があります。
多くの低用量ピルでは、1ヶ月のうち4から7日間の休薬期間が設けられています。この期間中も避妊効果は続き、妊娠のリスクは非常に低いとされています。ただし、休薬期間を7日超えてしまうと、排卵が起こる可能性が増えるため、7日以上の休薬を避けることが重要です。もし休薬期間が長くなってしまった場合は、他の避妊手段を行うようにしましょう。
低用量ピルの服用スケジュールを変更することで、生理日を調整することが可能です。しかし、通常と異なる服用方法を取ることで避妊効果に影響が出ることがあります。生理日を意図的に変更する場合は、避妊効果を確実にするために、一時的に別の避妊手段を用いることが良いでしょう。
低用量ピルを使用して避妊効果を実現するには、最初の7日間はピルを毎日連続で服用する必要があります。
特に、低用量ピルを初めて使用する場合、最初のシートにおける避妊効果は完全に安定しているとは限りません。初めてのシート使用時には、効果が不安定になる可能性があるため、追加でコンドームなど他の避妊方法を用いると良いでしょう。
避妊効果が薄れてしまう原因とその対応策について、低用量ピル使用時に注意が必要です。ピルの効果が十分に発揮されない主な理由には、服用の忘れや、ピル服用後の下痢や嘔吐が挙げられます。避妊に失敗した可能性がある場合、緊急避妊薬(アフターピル)が有効となります。
以下、具体的な状況と適切な対応策をご案内します。
ピルをやめた後、数ヶ月間は生理不順になる可能性があります。これは正常であり、体が元のリズムを取り戻そうとする過程です。
服用を忘れていたことに気がついたら、直ちにピルを1錠摂取してください。この日は通常よりも1錠多くなることがあります。
最近忘れたピルを早急に摂取し、以後は予定通りに服用を続けてください。忘れた周期では避妊効果が完全ではないため、性交渉を控えるか、追加の避妊手段を利用することをお勧めします。
妊娠リスクを抑えるため、休薬期間を設けず次のシートの服用を開始することができます。
ピルの成分が体内に吸収されるまで約3時間要します。この時間内に下痢や嘔吐が起きた場合は、ピルの成分が体外に排出されてしまい、避妊効果が低下する恐れがあります。この場合、追加で1錠服用することをお勧めします。
緊急避妊薬、別名アフターピルは、避妊失敗の疑いがある場合に72時間(一部の薬では120時間)以内に服用することで、妊娠を防ぐ効果が期待できます。
低用量ピルの服用ミスなどで避妊に失敗したと考えられる場合、特に以下の状況ではアフターピルの服用を検討した方が良いかもしれません。
避妊効果の確保には、ピルの正確な服用が不可欠です。何か問題が発生した場合は、適切な対処を行うことが大切です。
低用量ピルの使用を中止すると、その避妊機能はすぐに失われます。このため、ピルを止めた後は直ちに、コンドーム等の他の避妊手段を取り入れることが重要です。ピルを使用していた期間に依存せず、避妊の効果は使用をやめた瞬間になくなってしまうことを理解しておくことが大切です。
低用量ピルの服用を中断した後、3ヶ月の間に大多数(約90%)の人が排卵機能を取り戻します。ピルの効果がなくなると、再び妊娠の可能性が高まるため、服用終了後は速やかに避妊対策を見直しましょう。
ピルの避妊効果が出る時期にいてご紹介しました。
低用量ピルは、生理の最初の日から服用を始めることで、すぐに避妊効果を発揮しますが、初めてのシートでは、7日間連続での服用が必要で、この期間中は避妊効果が不安定になり得るため、補助の避妊手段を使用しましょう。
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