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ミニピル ”スリンダ” と ”セラゼッタ” の違い

mini pill difference

➀生産国と薬剤保障の違い

スリンダは日本で初のミニピルであすか製薬が生産しており、厚生省認可された薬剤保障の対象薬です。

セラゼッタは、オルガノン社のお薬で輸入薬で薬剤保障の対象外です。

②飲み方の違い

スリンダは28錠ですが、最後の4錠はプラセボ(偽薬)でその間に消退出血(生理様の出血)が少量あることがあります。出血がないこともあるので2か月以上がない場合、妊娠していないかどうか確認が必要です。(プラセボ抜きで連続服用はあまりお勧めはできません)

セラゼッタはプラセボがありません、ので理論上は服用中出血はありませんが、時々出血することがあります。3-4月に一度妊娠の有無を確認する必要があります。

③プロゲスチン成分の違い

スリンダは“ドロスピレノン”というプロゲスチン。これはヤーズ ドロエチに配合されている成分です。

セラゼッタは“デソゲストレル”でマーベロン ファボアールに配合されている成分です。

スリンダの方が薬の半減期が長いと言われておりますので不正出血が起こりにくいと言われています。

④副作用の違い

どちらもプロゲスチンにより稀に 吐気 抑うつ感 不正出血などありますが。飲む人により個人差があります。

どちらが副作用差異はないと思います。 ただ不正出血はスリンダの方が少ないかもしれません。(未だ発売されて間もないので評価できませんが。)

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おすすめ

初めての方は安全性等のことも考えて日本製のスリンダをお勧めいたします。

副作用等ありましたらセラゼッタに変更可能です。今までセラゼッタを服用されていた方はそのままでもよいですができるだけスリンダに乗り換えしていた方がよろしいかと思われます。

エストロゲン(女性ホルモン)が含まれておらず、エストロゲンのレベルが低下することもあるので、私見ですが20歳前半までの若年者には従来のピルの方がよいと考えております。